正看護師と准看護師の違いについて
2017.07.28

メモを取る女性看護師とひとくくりに言っても、実は「正看護師」と「准看護師」のふたつがあり、それぞれ違いがあるのをご存知ですか?
まずは、所持している資格の面で大きな違いがあります。正看護師は国家資格で、高校卒業後に3年制もしくは4年制の大学、短大、看護学校に通った上で、厚生労働省の定める看護師国家試験に合格しなければいけません。一方の准看護師は公的資格で、2年間学校に通ったのち、各都道府県の定める知事試験に合格し、都道府県知事免許というものを取得します。学校に通う年数や資格試験の難易度からみても、正看護師になる方が、准看護師になるよりハードルが高いと言えるでしょう。
このため、実際に働き出すと、給料や昇進の面でも違いが生じます。正看護師は資格の取得に時間がかかる分、給料が准看護師よりも高く、昇進もしやすいようです。部長や主任などになるには正看護師であることが必須の条件となる場合がほとんどです。
次に、仕事内容の面での違いです。患者さん側から見ればその業務内容には違いがないように見えるかもしれませんが、正看護師と准看護師では所持している資格の違いにより、実際に患者さんに対して出来ることの範囲が違います。正看護師は自分の判断において適切な看護を行うことが出来ますが、准看護師の場合は、医師や正看護師の指示を受けなければ、看護業務を行うことは出来ません。
では、正看護師、准看護師は募集している病院に違いはあるのでしょうか?一般的に、高度な医療技術を求められる大学病院や総合病院などでは正看護師が、比較的安い賃金で雇うことができる個人病院や診療所などの小規模な病院では准看護師が、多く募集されているようです。どのような所で働きたいかによって、取得する資格をどちらにするか考えるのも大切かもしれませんね。
この他にも、働く環境の面で、准看護師であれば非常勤での勤務が可能であったり、比較的働き方を自由に選べることも、正看護師との違いとして挙げられます。家庭を持つ主婦の方などが目指す資格として准看護師に人気があるのは、給料面での安定の他にこのような理由があるのかもしれませんね。
正看護師と准看護師の違いを紹介しましたが、どちらも、患者さんに寄り添い救おうという意味での目的は同じです。どちらの資格も、持っていれば必ず役に立ちますし、医療というやりがいのある仕事に従事できることに違いありません。正看護師と准看護師のどちらになろうか迷っている方は、自分がどんな働き方をしたいのか、今一度よく考えてみてくださいね。

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